2006年02月01日 |
(by take)珊瑚のある島 |
Environmental Eyes |
(by take)フィリピンのセブのイメージは「常夏の島、熱い太陽、青い海」でしょうか?
私が2年半過ごしたカオハガンは、本当に海がきれいです。環礁にある島ですから、珊瑚礁と外海の境目の棚には、カラフルな魚が沢山泳いでいて、何回潜っても飽きませんでした。
でもカオハガンから僅か数キロのところにある他の島々の一部は、違法な漁が続けられていてどんどん珊瑚が破壊されています。その方法は2種類あります。一つは手製のダイナマイトを海に投げ込み、衝撃波で魚を気絶させ、浮かんできた魚を根こそぎ捕る「ダイナマイト漁」漁師の中にはダイナマイトが暴発して手足を無くした人も見かけるぐらい、粗悪なダイナマイトを使っているのです。これは魚礁になる珊瑚が粉々に砕けるのはもちろん、成魚も稚魚も全て捕るので、あっと言う間に漁場は壊れてしまうのです。
もう一つはシアン系の毒を海に流し、毒にしびれた魚を救い取る方法です。取った魚をきれいな海水に戻して4?5日すると、毒素が消えて出荷出来るという話です。でもどれだけ毒素が残留しているのか、正確に調査などしていませんから食の安全という面ではとんでもない漁です。しかも珊瑚はこの毒で一気に死滅しますから、ダイナマイト漁同様数ヶ月で死んだ漁場と化してしまいます。
元々漁師の生活はシンプルなので、多額の現金収入がなくても、やっていけたのですが、都会からの「アメリカンスタイルな生活」の普及は誘惑たっぷりですから、一旦物欲に毒されたらモラルや知恵は陰を潜めてしまうのです。又、貧富の差が激しくなることでの不公平感も増えてきています。
そして彼らの言い分は「俺たちは明日食べるものにも困っているんだ。だから悪くても仕方がない。」という理由でこの違法な漁を続けますし、厳しく取り締まると「貧乏な彼らが可愛そう」という感覚で一部の取り締まりは、逮捕などには至らないケースもあります。
反対にカオハガンは、崎山さんが厳しく違法な漁を禁じています。もちろん観光業で島に落ちるお金や、カオハガンのホテルの収益を医療や奨学金に寄付しているので、島民達の出費が軽減され、「食べ物に困る」と言った状況を作りだしていない事は、周辺の島と大きく違います。それ故昔ながらの「持続性のあるルール」で漁を続けているのです。私がいた僅か2年半でも目で分かる位、魚が増えてきたと感じます。テーブル珊瑚も大きく成長して、「自然の力強さ」をひしひしと感じました。
最近、日本は株式ブームですね。でもバブルの再現の様な感覚が個人的にあります。「地に足の着かないビジネス」と、一部の人の行動を見ていると感じてしまうのです。まるでダイナマイト漁の様な「刹那主義」がまかり通ると、その代償は大きいのではと心配になります。
昔ながらの自然に逆らわず、その恩恵の一部を生活に取り入れるスタイルが、「一番かっこいい」という風潮を作らなければいけませんよね。セブはまだまだきれいな自然が残されていて、決して手遅れではありませんから。(by take)
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■コメント
takeさん、初めまして。
Kenji(39歳)といいます。
崎山さんの本を読んで夢中になり、
崎山さんのことを検索しまくっているときに
takeさんの存在を知りました。
50キロマラソンの完走。
崎山さんへ転職の直談判。
100キロマラソンの完走。
マネージャーS氏の退職話。
「必要は発明の母」ということわざがありますが、
takeさんの場合は「努力は幸運の母」やなぁと
実感しながら、とても楽しく読ませていただきました。
僕は今月中にカオハガン島へ行く予定です。
とかくスピードアップを求められる日本の日常を離れ、
スローダウンした生活に触れたいと願っています。
これからも連載を楽しみにしてますね。
それから、結婚、おめでとうございます!
(^_^)/▼☆▼?(^_^) チン♪
投稿者: Kenji | 2006年2月 6日 18:30
kenji様
コメントありがとうございます。
最近大先輩のS氏とよく話をするのですが、「運の強い人と一緒にいると、おこぼれの運をもらうみたいに自分の運も上向きになるね。」
これ本当だと感じます。崎山さんの運の強さを横取りして下さい(笑)
のんびりマイペースですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
投稿者: take | 2006年2月 6日 21:24