2006年03月24日 |
(by 塩手勝久)「北陸環境共生会議シンポジウム in 福井」 |
Environmental Eyes |
「業界からはたった3社?」参加者名簿を見せてもらって、正直「あーやっぱりなぁ」と思いました。本日行われた北陸環境共生会議シンポジウムでのことです。シンポジウムの第二部は、「ホテル・旅館文科会」と「土木・建設文科会」に分かれており、その分科会メンバーの名簿の内容です。分科会へも60名ほどがにいらしていたので約5%ということですね。わざわざタイトルに「ホテル・旅館」とついているにも関わらず(^^;
エコチャレンジホテル旅館の登録施設数を増加させることに貢献などはまだまだ先のことで、考えると気が遠くなりそうです・・・ とはいえ、こういう機会が各地域で行われ、他業種の方々とはいえ多くの方が参加してくれているということは関心がある方は増えていることは間違いありません。少なくとも環境への関心は明らかに変化しつつあるのです。
ということで、「あーやっぱりなぁ・・・」という思いにいたった理由から、少し整理してみることにします。
■経営がうまく行っていなければ、そもそも環境どころではない
当たり前のことなんですが、これはリゾート再生・温泉旅館再生事業に関わりだして一層実感を持つようになりました。まだまだ赤字で黒字化の目処が立たない段階で、環境経営を急いでは反発を招くだけだからです。環境経営を慎重にうまく組み込んでいかねばならないのです。
例えば、再生まっただ中という場合は組織の変革の流れに合わせないと、ただでさえスタッフは全力疾走状態なので成果を出すまでもたないという点に配慮することが必要です。現場の負荷を増やさず、変革の流れに違う変革要素を組み込んで変革自体を加速していくという感じです。
ちょっと話がそれましたが、環境へ取り組めるところは経営的にある程度安定していることが不可欠ということなのです。環境経営だCSR経営だといっても、いつ経営破綻するか分からないところが無理なのは自明ですし、持続可能になりえません。
業界の7?8割が赤字と言われていますし、毎年多くの事業者が経営破綻していっています。そういう中でのシンポジウムなので、「あーやぱりなぁ・・ここもか・・」となった訳です。以前、欧米の企業で環境先進企業は経営もうまくいっている証として投資対象となるというSRIの話を聞きましたが、逆に経営がうまくいっていないところは環境経営も進まないということなんだとこういう機会を通してさらに実感を持ってきています。
■まずは自分のできる範囲から
できないところをうんぬん言ってもはじまりませんので、やはり自分のコントロールできる範囲で関わっていくことが重要だと改めて感じました。自社所有の5施設に加え、自社の関わる温泉旅館再生事業だけもで、すでに7施設関わるチャンスがあります。優先すべきは「食品衛生管理の仕組み導入」なのですが、同時に環境経営の取組もうまく組み込んでいきたいと思っています。ただ、再生途中であるため絶対的な費用負担が大きくない限り、現場での重要テーマとはできませんので、プラスアルファテーマとして加えていけたらと考えています。自社所有と運営だけを任されている場合でも優先度設定に差がでますで、この辺も試行錯誤することになりそうです。
「食品衛生管理の仕組み導入」だけでも試行錯誤中なので、あわてず着実に進めていきたいと思います。このプロジェクトで信頼を築くことができなければ、環境どころでなくなるのですから(^^;
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塩手勝久 (株)星野リゾート
環境マネジメント担当
zero@hoshinoresort.com
「星野リゾートの環境への取組み」
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