2006年04月22日

(by まつおっち)選択肢を持ってなけりゃ、そもそも選べない

Business Design

(by まつおっち)

キャリアアドバイザーとして様々な立場の人のキャリアの悩みを聞いていて、
やはり多いのが、

「自分は、何をやりたいのか、何をやるべきか」

が明確でないことですね。


こうした方々に、

「10年後の理想の自分はどうなっていますか?」

と聞くと、たいてい

「自分の好きなことをしていたい!」

という答えが返ってきます。


しかし、これは残念ながら、実現可能な「夢」ではありません。

「好きなこと」がはっきりしていないから、その好きなことに近づくための
ロードマップが描けない。今、何を着手すればよいかわからない。

つまり、具体的な行動に落とし込めないので、
残念ながら、絶対に実現しない「夢」なのです。

逆に言うと、キャリアの夢は、実際に何をすればその夢が叶いそうかがわかる
「具体性の高いイメージ」である必要があるわけです。

ただ、ここはジレンマですよね。

そもそも、具体的なイメージが描けないから悩んでいるわけですから。

こんな方に私がオススメするのは、

「犬も歩けば棒に当たる」方式。

とにかく気の向くまま、あちこち歩き回ってみる、情報を集めてみる。

気負う必要はありません。

なぜなら、自分の好きなことを探すためというよりは、
自分のキャリアの選択肢を増やすことが目的だからです。

いやあ、世の中には、
いろんな人、いろんな考え方、いろんな生き方があるもんだなあ・・・

と感心する回数を増やせばいい。

キャリアで悶々としている人は、視野が狭くなっていることが多いようです。
選択肢がひとつかふたつしかないと思い込んでしまっている。
まさに、袋小路に迷い込んでいる状態ですね。

ところが、行動範囲、情報収集範囲を広げてみると、
自分のキャリア(生き方)の選択肢は、ひとつやふたつどころじゃなくて、
もっとたくさんあることに気づきます。

必死になって、好きなことを探そうとせずに、
まずは、気ままに行動して選択肢を増やすこと。

選択肢を持ってなきゃ、そもそも選べないですからね。

そのうち、あなたがやりたくて仕方がないと思える、
わくわくする選択肢が必ず出てきます。

そしたら、迷わずその選択肢をつかみにいく。
(ここでためらったら後悔しますよ)

*追記

プレジデント最新号(2006.5.15)に、「ジャックウェルチのビジネス問答」という
コーナーがあるんですが、そこで、ある学生の悩みに対して、
ウェルチも私が書いたことと同じような回答をしていました。

ポイントのみ引用します。

学生の悩み?
いろいろ本を読んだり、活動に参加してきましたが、
いまだに自分の職業人生の第一歩さえ踏み出せないでいます

ウェルチの回答?
ほとんどのキャリアは、最終到達地点としてどこを目指すかという壮大な決意や、
いかにしてそこに到達するかという精巧なゲームプランによって始められるわけでは
ないということです。

ちょっとおもしろそうな仕事、つまり自分のスキルや関心や目標とそこそこ合っている
のではないかと思える仕事からスタートするのです。

最初の仕事が、自分にピッタリでないとわかった人は、もっとよく合う仕事に移り、
そこからさらにしっくりいく仕事に移り、というふうにどんどん移っていきます。
そしてついにある日(たいてい何年も経ってから)待ち望んでいた仕事、
自らにとって意味と目的を与えてくれる仕事についていることに気づくのです。

スタート時点でわかっていれば良かったのに、と思うでしょう。
でも、まだ働き始めてもいない人にはわかりようがないのです。


(by まつおっち)

投稿者 writers 22:59 | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.f00-189.211.183.203.fs-user.net/mt/mt-tb.cgi/336

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)