2006年04月18日 |
(by 塩手勝久)変革[9] 最初は意識させる仕組みから |
Business Design |
前回、「放っておいても、常時意識している人を配置する方が機能する」という話で、それには「高い理想像を持つ人」が不可欠と述べました。しかし、変革活動の最初からそういう段階にはないのが普通です(^^;
組織(社内)に定着していない取組や価値観の分野では、多くの人が「理想像を共有できていません」。そういう段階では、問題意識を持つ人がそもそも少ないのです。そういう段階こそが、コッターの変革8段階のファーストステップである「危機意識を高める」ことが必須なのです。
■「危機意識を高める」とは
危機意識を高めるとはすなわち、「目標と現実のギャップ」を誰もが納得する形で示すことです。「こりゃ、やばいよね・・」という言葉がそれぞれから出てくるようなビジュアルを出すのが最も効果的です。しかし、それはスタート段階の理由付けまでしか使えません。
その次の段階では、仕組みとして「意識せざるを得ないようにする」ことが大事です。そのためには、まず可視化(数値化)することが重要です。そうすることで、自分たちの状態が基準より下回っているかどうかを常に「モニタリングする仕組み」になります。これによって、数値で自分たちのポジションが明確になって、それが低いレベルなら正常な感覚なら「やばい!」という危機意識につながります。
■新しい「モニタリングする仕組み」がもうすぐ完成!
食品安全マネジメントの分野の取組で、この「モニタリングする仕組み」を作ってきていて、今最終仕上げの段階に入ってます。3月末にたたき台を作って、運用テストしている最中です。これは、食中毒リスク要因を37項目に分類し、それぞれの項目を重要度に合わせて点数で重み付けをし、達成していれば加点し全体を数値化するものです。
まだまだ知識が足りない分野なので四苦八苦しながら作り上げています。日々勉強中・・・ ただ、それだけに形になってくると単純にうれしいものです。この仕組みが完成に近づくにつれ、現場が変わっていくことが目に見えて感じることも達成感になります。それはがんばってくれている現場リーダーの達成感や自信にもつながっています。
完成といってもまだ50%レベルです。しかし、進むほどにリスクが減る活動なので、着実に進めればよいという思いのもと進めています。ゴールデンウィーク前に80%完成して、明け後にはグループへ水平展開していく予定です。
ただ、体が持てばという状態になってきました・・(^^;
------------------------------+
塩手勝久 (株)星野リゾート
環境マネジメント担当
zero@hoshinoresort.com
「星野リゾートの環境への取組み」
+-----------------------------
■トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.f00-189.211.183.203.fs-user.net/mt/mt-tb.cgi/332


